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Guitar

2021年10月21日

体力のある若い頃は、大きなエフェクターボードに、とにかく収まるだけエフェクターを並べてスタジオやライブハウスに通った。特定のエフェクターを使いたいがために、そのエフェクター用の曲を作ったり・・・。しかし、40歳も過ぎるとシンプルに向かってゆく。いかに少ないエフェクターで演奏し、いかにセッティングの時間を短くするか。このエフェクターボードに出会って、それを実行したのである。

充電式エフェクターボードが良い件
in Conclusion:結論としては・・・

スタジオやライブステージでの電源探しストレスから解放。持ち運びも簡単でギターライフが変わった。

重いエフェクターボードにうんざり。

diago

長年使用していた私のエフェクターボードはこのdiago。黒くてカッコ良かったが、とにかく重い。空でも重いのに、これにエフェクターを入れて持ち運ぶと到着する頃には筋肉痛。「こんな大きいエフェクターボードが本当に必要なのか?」と己に問う。使用しているエフェクターを考えてみる。常時使うエフェクターは極めて少ないことに気付く。もうこんなに重たい物を持ってスタジオに行きたくない。そしてエフェクターボードの最小化計画をスタートすることとなる。

最小限のエフェクター構成を考える。

KRB-11B

昔のエフェクターは弁当箱のように大きかった。近年のエフェクターはコンパクトになって中年男には嬉しい進化。厳選したエフェクターを並べてみる。左から・・・

  • Cry Baby Mini 535Q【ワウ】:一番重いワウがこんなにコンパクト化。小さいので普通のCryBabyより踏みにくいのは確か。ブースタースイッチが付いててソロ弾きのとき便利。
  • MICRO POG【オクターバー】:オクターブ下とオクターブ上がコントロールできるのでブラスパートっぽいフレーズを弾くときに活躍。我がペダルの中で唯一デジタルなエフェクター。
  • VOODOO-1【ファズ】:25年使用している基本の歪み。ギターのボリュームコントロールで音を操る昔風なギターの弾き方をする私に最適。一つだけ選べと言われたら迷わずこれを選択。
  • SILK DRIVE【プリアンプ】:EQを調整し、軽く歪ませVOODOO-1にプッシュしてもらう。基本このエフェクターをアンプのRETURNに繋ぐ。アンプのEQすら触りたくない私にはうってつけ。新真空管Nutube搭載。
  • Q-MOD2【空間系】:リバーブチャンネルと空間系セレクトチャンネルの2チャンネルからなるお得なエフェクター。基本リバーブはオン。空間系はファンクのブラッシングにフェイザー、オールドロックにトレモロなど使う。

ちなみに、私が演奏するジャンルはロック・ブルース・ファンク・ジャズ。

チューナーペダルは不要。クリップチューナーで充分。

充電式エフェクターボードが良い件

チューナーペダルはエフェクターボードから除外しクリップチューナーで省スペース化を計る。DADDARIOのクリップチューナーは小さくて高性能。目立たないのでダサくない。所有のギター全てにクリップチューナーを付けておけば、すぐにチューニングできる。家で空弾きするときも重宝。

地味に重たいパワーサプライ。

充電式エフェクターボードが良い件

意外に重くてエフェクターボードのスペースを取るのが、各エフェクターに電源を供給するこのパワーサプライ機器。本体も大きいがアダプターが大きく重く厄介。とは言え、各エフェクターに9V電池を入れるのも面倒。何とかこのパワーサプライ問題を解決したくネットサーフィンを開始。

充電式パワーサプライ内蔵のエフェクターボード【KRB-11B】で解決。

KRB-11B

アルミ製の軽いエフェクターボード、充電式のパワーサプライ、単体製品で存在していることは知っていたが、まさか二つが一つになっている製品が在るとは。価格は16,500円。絶妙な価格。早速購入。

KRB-11B

 画像はパワーサプライ部分。9V以外に12V、18V、24V電圧が使える(9V以外使っとことはないが)。3時間の充電で10時間使用可能と仕様書に記載有り。実際、スタジオで5時間使っても充電残量に心配はない。これでスタジオでベーシストとの電源を奪い合うストレス、暗いステージで電源を探すストレスから解放。なんて素晴らしいエフェクターボードだとう感想。
 一つ疑問は思うのは、このサイズで10個の出力口必要?と言うこと。
 電源供給方式がアイソレートではないのでノイズが発生しやすいとのレビューを見たが、私は何の問題もなく使用している。恐らくデジタルエフェクターなどの電気をたくさん使うエフェクターだと、そのような問題が発生するのであろう。アナログエフェクターフェチの私には無関係。

KRB-11B

サイズ感はこの写真。5個のエフェクターが乗る。もっと大きいサイズもあるとのこと。

KRB-11B

付属のバッグも軽くて良い。缶バッジを刺すと可愛い。ちなみに私はMomoseのギターバックのポケットにこのエフェクターボードを入れてスタジオに通う日々。

SPEC

製品名:KRB-11B
出力:9V 600mA x3・9V 2000mAx4・12V 1000mAx2・18/24V 切り替え 500mAx1
電池容量:12800mA
駆動可能時間:約10時間(9V 100mAを5台使用換算時)
ボードサイズ:407mm × 135mm × 32-42mm
ボード重量:660g